コロナ禍での出産体験記

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 こんにちわ、kayoです。

 

 新型コロナウイルスが世の中を脅かしていた2021年7月に第1子を出産しました。

 

 コロナ禍での出産の経緯や入院準備品で持っていったものや実際いらないと感じたものなどを実体験に基づいて紹介したいと思います。

 

 用意してあるものと用意しなければならないものは出産する病院によって違うと思うので事前に確認しておけば二重に用意することもないので良いと思います。

 

 

 入院準備品で持っていったもの

  • パジャマ3着
  • 生理ショーツ3枚
  • 産褥ショーツ2枚
  • バスタオル3枚
  • 小さめタオル3枚
  • マスク
  • ストロータイプのペットボトルキャップ(いちいちキャップを開けて飲むのが面倒なのであった方が良いですよ!
  • 100均の使い捨てスリッパ
  • ベビーワセリンのリップ(出産は呼吸が大事!そのため夏場でも口が乾燥するのであった方が良いと思います!
  • 500mlの水、お茶3本ずつ計6本
  • 書類一式(入院に必要な書類、母子健康手帳、診察券、保険証)
  • ラベンダーのアロマオイルをたらしたハンカチ(ラベンダーのアロマがリラックスしやすいそうです
  • 歯ブラシ
  • スキンケア用品(化粧水と保湿クリームぐらいでメイク道具は荷物になるし持っていきませんでした)

 

 実際いらなかったもの

  • 骨盤ベルト→妊娠期は腰が痛かったら着けてましたが、産後は慌ただしいので面倒臭くなり着けませんでした。
  • 母乳パッド→入院生活ではまだ母乳はあげなかったのでいらなかったです。
  • ホットアイマスク→使うかなと思い持っていきましたが結局使わなかったです。
  • ブラジャー→一応持っていきましたが窮屈だったので着けなかったです。
  • ミニ扇風機→クーラーがあるのでなくてもなんとかなりました。
  • 着圧ソックス→念の為持っていきましたが産後の足はソックスもはけないぐらいパンパンになりました…意味がなかったです。

 

 あったら良かったもの

  •  便秘の薬(酸化マグネシウム)→産後は会陰切開の傷で力を入れていきむことが難しく大変なので恐る恐るになってしまいます。便秘で飲んでいた便を軟らかくする酸化マグネシムを持ってくれば良かったと思いました。
  • 現金→忘れる人はなかなかいないかもしれませんが私は他の準備のことを考えすぎて肝心な現金を忘れました。電子マネーがあったので飲み物はコンビニで買えましたがコインランドリーは現金のみなので使えなく困りました。

 

 病院で貸してもらえるもの、貰ったもの

  • ドーナツクッション→病院で貸してくれると聞いていたので荷物になるし家からは持っていきませんでした。病院にあったのは硬めのドーナツクッションで座ったら会陰の部分が当たらず楽に座れるのでとても良いと思いました。
  • シャンプー、リンス、ボディーソープ→携帯用のものが支給されたのでそれを使いました。
  • ドライヤー→用意されているので病院のものが使えました。
  • おくるみ→事前に購入してましたが、病院からもらえたので買う必要はなかったと思いました。

 

 

 陣痛から入院まで

 予定日が7月24日だったのですが、3日前の7月21日に陣痛?のような痛みが夜中からありました。

 これが辛くなかなか寝ることもままならない状況が続きました。

 体力は消耗するし眠くはなりますが陣痛の痛みで寝ることができません。

 必死に耐えました。これはずっとは続かない、いつか終わりがくると思いながら頑張れと自分に思いました。

 翌日も痛みは続きました。

 なんとか気力を持ち堪えながら自分だけではない、世の中のお母さんは皆乗り越えてきたんだ!と言い聞かせなんとか頑張るしかなかったです。

 トイレに行くとナプキン一面に出血があったので病院に電話をして聞いてみると恐らくおしるしだろうと言われました。

 陣痛アプリで大体の間隔を測ってましたが、それすら結構辛かったです。

 ベッドに横になりながら体勢を変えるのも辛かったぐらいです。

 ネットで見たのは陣痛の合間にお風呂に入っていると見ましたがもはやそれどころではないぐらい陣痛で動くのも辛かったのです。

 動くのも辛い状況なのにお風呂なんか入れないと思いました。

 ですが、夏で汗もかいていたので合間を見て必死のパッチで簡単にシャワーですませ、陣痛が辛かったので病院に状況を説明しタクシーで向かうことになりました。

 タクシーのなかでも一定の間隔で陣痛が来るので必死で耐えるしかありませんでした。

 病院に着いたら診察を受け、子宮口が3cmぐらいと言われ30分くらい陣痛モニターで様子を見ました。

 その間も必死に深呼吸で陣痛を耐えるしかなく辛かったです。

 陣痛モニターで様子を見ている部屋が相部屋で他の患者さんの話し声が聞こえる中必死に声を漏らすまいと陣痛を耐えるしかなく声を殺して耐えます。

 いつまでこれに耐えればいいんだーと思っていました。

 30分後ある程度の間隔で陣痛があると判断され入院になりました。

 入院が相部屋だったので他の人がいる中、また陣痛に耐えなければなりませんでした。深呼吸が大事と聞いていたので呼吸に集中しながら必死に耐え抜きました。

 助産師さんに廊下を歩いて下さいなと言われましたが、いやいや痛くて辛いしそれどころじゃないよ!って心の中で思って部屋で体勢を変えながらひたすら陣痛に耐えてるしかありませんでした。

 2、3時間?ぐらい粘って耐えていたところ、兎に角しんどいし辛かったので助産師さんにもう麻酔お願いできませんか?訴えました。

 話が通ったようで麻酔を入れてくれることになりました。

 

 

 陣痛から無痛分娩

 麻酔を入れると飲食ができなくなるので、麻酔を入れる前に出産に向けて体力もつけないといけないし、先にご飯を食べましょう!となったので夕飯の時刻にご飯を食べることになり少しでも食べて精力をつけます。

 そして夕飯が終わると麻酔の先生が現れ麻酔の準備が進みます。

 事前に診察時に貰った資料には麻酔を入れる体勢は寝ながら海老反りまたは胡座をかいて背中を丸める体勢で体を結構丸まらないと麻酔は難しいとあったので体は硬いし自分にできるのか心配していましたが、実際は胡座をかき首は曲げて背筋を丸まる体勢でそのままじっと体勢を維持して麻酔を入れました。

 この体制を維持するのが疲れますが一時のことです、ある程度頑張って体勢を維持すればあとは先生に任せて麻酔が入るのを待つだけなので難易度の高いことではなく安心しました。

 麻酔が入るのは全く痛くはありませんでした。

 そして15分から30分ぐらい?たって麻酔が効いてきました。

 麻酔は1時間に1回に自動で入る仕組みらしいです。

 それまでの陣痛が嘘のように感じなくなりました。

 今まで辛かったので救われた思いと頑張った甲斐があったと思いました。

 下半身が麻酔でつねっても痛みが分からないくらいには麻酔が効いていました。

 ただ麻酔がかかっているので踏ん張る力は弱まるのかなとは思います。

 それでも今までの陣痛の辛さを考えたら麻酔を入れてもらって良かったと思います。

 あのまま自然に耐え続けるのは私には無理だったと思います。

 そこからは麻酔が効いたので陣痛の痛みほぼ分からなくひたすらベットの上で安静にしていました。

 個室の部屋なのでさっきの相部屋のことを思えば気楽ではありましたが、孤独感も結構ありました。

 たまに導尿して子宮口の状態を見てくれる助産師さんが救いでもありました。

 麻酔がかかっているので処置も無痛です、麻酔入れてもらって良かったと心から思いました。

 そして状態を見てくれる助産師さんがとても優しい感じの人だったのでまるでその人が天使かのようにも見えました。

 一晩麻酔がかかった状態で過ごすことになりました。

 気が張ってる状態でスヤスヤと寝れる感じではありませんでした。

 翌朝になり状態を確認すると子宮口が全開になっているということでそこから分娩に向けて準備が進みいきむ体勢になりました。

 助産師さんが陣痛がきていきむ時を教えてくれるのでその通りに力いっぱいいきみました。

 初めてことで私も合っているか分からないので「これで良いですか?」と聞きながらいきみました。

 「いいですよ。上手いです。」と励ましてくれたので力いっぱいいきみます。

 さすがにこれには声を出して踏ん張りました。

 ここまできたら恥じらいとか言ってられません。

 何とか無事に生まれてほしいとがむしゃらになるしかありませんでした。

 いきみ続けて数時間たってもなかなか出てこようとはしているみたいですがまだ生まれません。

 私も疲労で頭がボーっとしてきました。

 こんなところで寝たらあかん、まだ終わってないし。

 本当に疲労困憊でした。

 途中、麻酔の効きが弱まったのか痛くなり今まで麻酔が効いていたのでかなり痛く感じました。

 「痛いです!助けて下さい!」

 側についている助産師さんに訴えました。

 麻酔の先生が強めの麻酔を追加してくれました。

 そのおかげで麻酔が効き始め痛みはまた感じなくなりました。

 麻酔が弱まった時は痛すぎてこれが続いたら死ぬと思いました。

 赤ちゃんの頭の向きでなかなか出てこれなかったそうで助産師さんが2人がかりで頭の向きを変えたりひっぱって出してくれようとして、私も頑張っていきみ昼の12時頃に無事赤ちゃんが生まれました。

 赤ちゃんが無事出てきてくれて私は疲労困憊、やっと終わった!と感じたのでした。

 無事に生まれて一先ず良かった、私は疲れて放心状態だったのでした。

 会陰切開の傷を縫うのは麻酔だったこともあってかチクチクしましたがそんなに痛い気はしませんでした。

 母子とも無事で出産できて良かったと思いました。

 

 

 出産後に思ったこと

 心配性な私は事前に自然分娩や無痛分娩について色々調べまくっていました。

 実際無痛分娩を経験して陣痛の痛み、辛さは嘘のように無くなりました。私のような心配性で自然分娩が怖いと思っている方は無痛分娩を考えてみることもひとつなのではないかと思います。

 …以上私のコロナ禍での出産体験記について書かせていただきました。

 最後まで読んでいただきありがとうございました。